警察署協議会の会長を窃盗容疑で再逮捕／長崎

長崎県新上五島町で、警察署協議会の会長を務めていた男が窃盗容疑で再逮捕されました。男は先月、強盗の疑いで逮捕されており、警察の捜査で新たな余罪が判明しました。

新上五島町奈良尾郷の宿泊業・水村昌司容疑者（45）は、2024年12月14日未明、長崎市浜町の路上で寝ていた60代の男性から、現金約5万7千円やリュックサックなど16点（時価11万円相当）を盗んだ疑いが持たれています。

長崎署の調べに対し、水村容疑者は「リュックサックを盗んだことは間違いない」と容疑を認める一方で、中に入っていた物については一部否認しているということです。

水村容疑者は、翌15日にも長崎市内で面識のない20代女性に暴行を加えた上、現金約6千円が入った手提げバッグなどを奪ったとして、1月に強盗の疑いで逮捕されていました。その後の捜査で、今回の窃盗事件が発覚し、再逮捕に至りました。

水村容疑者は2023年6月から新上五島警察署協議会の会長を務め、地域住民の意見を警察に伝える立場でしたが、相次ぐ犯罪行為によりその職責を大きく裏切る形となりました。警察は引き続き余罪について調べを進めています。