熊本市で路線バスが扉を開けたまま約65メートル走行する事態が発生しました。熊本都市バスは、安全確認を怠った運転手の「人為的ミス」が原因と発表し、再発防止策を進めるとしています。
熊本都市バスによると、1月16日午後5時50分頃、長嶺団地発・荒尾橋行きの路線バスが熊本市西区の三賢堂バス停を発車後、扉を閉じ忘れたまま約65メートル走行しました。扉が閉じていないことを知らせる安全装置が作動し、運転手が異常に気づき扉を閉めたため、幸い乗客4人にけがはありませんでした。
問題が起きた背景には、運転手が乗車客のICカードのタッチを確認後、扉を閉める操作を失念したことがあるといいます。このミスについて、熊本都市バスは「基本動作の徹底を図り、再発防止に努める」とコメントしました。