去年5月、熊本県御船町の盆栽専門店で1880万円相当の盆栽33点が盗まれた事件で、ベトナム国籍の男2人が逮捕・起訴されていたことが明らかになりました。
建造物侵入と窃盗の罪で起訴されたのは、住所不定で解体作業員のチュオン・クアン・ダイ被告(29)と、三重県伊賀市に住む無職のフイン・チョン・フン被告(24)です。2人は仲間と共謀し、御船町の盆栽専門店「雅松園」に侵入し、33点の盆栽を盗んだ疑いが持たれています。
弁護人によると、チュオン被告は裁判でおおむね起訴内容を認めていますが、フイン被告の認否は明らかにされていません。事件の発生当時、防犯カメラには複数の人物が映っており、警察は共犯者がいる可能性が高いとみて引き続き捜査を進めています。
この事件について、警察は捜査継続中であることを理由に2人の逮捕を公表していませんでした。被害に遭った専門店のオーナーは「共犯者がいる可能性もあり、安心はできない」とコメントしています。