18日未明、沖縄県金武町でアメリカ陸軍の1等軍曹が酒を飲んだ状態で車を運転したとして、酒気帯び運転の疑いで逮捕されました。同日夕方には沖縄市でアメリカ空軍の1等軍曹が酒気帯び運転で逮捕されています。
警察によると、金武町で逮捕されたのはアメリカ陸軍トリイステーション所属の1等軍曹ヘンドリックス・ラヌゾ容疑者(36)です。18日午前3時ごろ、金武町金武の国道329号で、パトロール中の警察官がふらつきながら走行する車を発見し、停止を求めました。呼気検査の結果、基準値の約2倍のアルコールが検出され、ラヌゾ容疑者をその場で逮捕しました。容疑者は「酒に酔っている感覚はなく、普段と変わらないと思った」と容疑を否認しているということです。
さらに、同日午後5時ごろには、沖縄市中央の市道でアメリカ空軍嘉手納基地所属の1等軍曹ラッセル・レンディ・サンセイ容疑者(37)が停車中の軽乗用車に追突し、酒気帯び運転で現行犯逮捕されました。検査では基準値の約4倍のアルコールが検出され、サンセイ容疑者は「アルコールが残っていることは分かっていたが、事故を起こさず運転できると思った」と供述しています。追突された車の運転手にけがはありませんでした。
警察は両事件の経緯や背景について詳しい調査を進めています。