海上自衛隊鹿屋航空基地のP-1哨戒機が飛行中に部品を紛失しました。紛失したのは左脚室灯カバーと固定用ねじ1本で、現在も見つかっておらず、被害は確認されていません。基地は再発防止に努めるとしています。
海上自衛隊鹿屋航空基地は18日、P-1哨戒機1機が飛行中に部品を紛失したと発表しました。紛失したのは機体後方にある左脚室灯カバー(縦5センチ、横8センチ、重さ23グラム)と、それを固定するねじ1本(長さ1.5センチ、直径4ミリ、重さ2グラム)です。
哨戒機は18日午前8時ごろに鹿屋航空基地を離陸し、鹿屋市や錦江湾、東シナ海などの九州南方海域を飛行し、午後4時ごろに基地に戻りました。着陸後の点検で部品の紛失が確認されました。
部品は飛行中に落下した可能性があり、基地周辺や飛行経路上の自治体にはすでに連絡がされていますが、現時点で部品の発見や被害の報告はありません。
第1航空隊司令の片山稔文1等海佐は「厳格な点検を実施し、再発防止に努める」とコメントしています。鹿屋航空基地では先月もヘリコプターが飛行中に部品を紛失する事案が発生しており、対策が急がれます。