福岡県久留米市で5日朝、西鉄の路線バスが乗用車に追突する事故が発生しました。バスの運転手は「スリップした」と話しており、警察は路面凍結が原因とみて調査を進めています。佐賀県内でも積雪による事故が相次ぎ、5人がけがをしました。
福岡県久留米市合川町の国道で5日午前8時ごろ、西鉄の路線バスが前方を走る乗用車に追突しました。警察によると、追突された車に乗っていた2人にけがはなく、バスには乗客がいませんでした。運転手の男性も無事でしたが、「スリップした」という趣旨の話をしていることから、警察は路面の凍結が事故の要因だった可能性があるとみて詳しく調査しています。
一方、佐賀県内でも積雪や路面凍結による交通事故が相次ぎました。佐賀県警によると、4日午前8時半から5日午前8時半までの間に県内で発生した人身事故は5件、負傷者は5人にのぼりました。また、物件事故は74件発生し、交通への影響が広がっています。
福岡県内でも同様の影響が見られ、雪や凍結が原因とみられる交通事故が少なくとも50件発生し、12人がけがをしました。気象庁によると、今後も寒波の影響が続く見込みで、路面凍結によるスリップ事故が発生する恐れがあります。警察はドライバーに対し、冬用タイヤの装着や十分な車間距離の確保を呼びかけています。