収穫直前のキャベツ約400個が畑から盗まれる被害が発生しました。全国的な野菜価格の高騰も背景にあるとみられ、警察と農家が対策を強化しています。
沖縄県名護市伊差川の畑で、17日朝、収穫直前のキャベツ約400個がなくなっていることが発見されました。この畑を管理する農家の男性によれば、キャベツはいずれも収穫用の特殊な刃物で根元から刈り取られた状態で、異常が確認されたのは男性が畑を訪れた2日後のことでした。
全国的にキャベツの価格が高騰しており、農林水産省の調査ではキャベツの平均価格が1キロあたり534円と、平年の約3.2倍になっています。被害額は約20万円にのぼると推定されています。
農家の男性は「これから収穫しようと思っていた矢先の被害で、とても悔しい」と話し、今後は畑周辺の見回りを強化し、警察への相談を継続するとしています。
農園周辺では被害発生の約1週間前から、不審な車両が目撃されていたという情報もあり、警察は窃盗事件として捜査を進めています。