暴走族の少年らが長崎市内で危険な暴走行為を行ったとして逮捕され、県内唯一の暴走族グループが解散しました。警察は全員の関与を確認し、暴走族の壊滅を発表しました。
2023年10月31日夜、長崎市江戸町の中央橋交差点で、暴走族「天煌」に所属する少年6人が原付バイクや普通自動二輪車計6台に乗り、交差点内を旋回したり占領したりする危険な行為を行いました。この事件で、長崎市内に住む当時16歳から17歳の配管工や高校生ら6人が共同危険行為の疑いで逮捕され、さらにバイクに同乗していた14歳から18歳の少年5人が書類送検されました。
警察は当日、通行人からの通報で現場に急行しましたが、危険を考慮して現場検挙を見送り、防犯カメラ映像などから少年らを特定。取り調べに対し全員が容疑を認めています。
「天煌」は2022年夏に結成された県内唯一の暴走族グループでしたが、逮捕後に解散を誓約する書面を提出。これにより、長崎県内で活動する暴走族グループは全て解散しました。
警察は引き続き、若者の交通違反や暴走行為の抑止に努めるとしています。