鹿児島市で道路を横断中の女性がトラックにはねられ死亡しました。事故現場は日の出前で暗く、警察が運転手に話を聞き事故原因を調べています。
17日午前5時ごろ、鹿児島市上荒田町の市道で、近くに住む田口エミ子さん(74)が道路を横断中に走行中のトラックにはねられました。この事故で田口さんは胸を強く打ち、病院に搬送されましたが、およそ1時間後に死亡が確認されました。
警察によると、トラックを運転していたのは42歳の男性で、荷物の配送中だったとのことです。現場は鹿児島市立病院の前に位置する片側2車線の直線道路で、見通しが良い場所ですが、事故発生時は日の出前で暗い状態でした。また、近くに横断歩道がありましたが、田口さんが横断歩道を使用していたかどうかは明らかになっていません。
鹿児島県では昨年、交通事故による死亡件数が前年比13件増の52件となり、そのうち21件が歩行者と車両の衝突事故でした。特に暗い時間帯の事故が増加しており、警察は歩行者とドライバーの双方に注意を呼びかけています。
警察は運転手から話を聞くなどして事故の詳細な原因を調査しています。