4日午後、長崎市立山で2階建て住宅が全焼し、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。住人の70代女性と連絡が取れておらず、警察が身元の確認を進めています。
4日正午すぎ、長崎市立山の木造2階建て住宅で「家から炎が見える」と近隣住民から消防に通報がありました。消防車13台が出動し、約3時間後に鎮火しましたが、住宅1棟(約140平方メートル)が全焼し、隣接する住宅の一部も焼損しました。
焼け跡から1人の遺体が見つかったほか、この家に住む70代の男性がやけどを負い病院に搬送されました。警察によると、出火当時、住宅には70代の夫婦がいましたが、火事後、妻と連絡が取れなくなっています。警察は、発見された遺体がこの妻の可能性が高いとみて、身元の確認を進めるとともに、出火原因を調査しています。
現場は、JR長崎駅から北東約1キロの高台にある住宅街の一角で、見晴らしの良い地域ですが、消防車の進入が困難な場所もあり、消火活動に時間を要しました。警察と消防は、火災の詳しい経緯を調べています。