6年前、鹿児島県出水市で4歳の女の子が浴槽で溺れて死亡した事件で、交際相手の子どもを適切に監督しなかったとして、27歳の男が重過失致死などの罪に問われています。検察は懲役3年6か月を求刑しましたが、弁護側は無罪を主張しました。
2019年8月、鹿児島県出水市で交際相手の娘・大塚璃愛來ちゃん(当時4歳)が浴槽で溺れ死亡した事件に関連し、同居していた建設業の日渡駿被告(27)が重過失致死と暴行などの罪に問われています。
検察によると、日渡被告は体調が悪い璃愛來ちゃんを1時間以上浴槽に放置したほか、その前日には頭を拳で殴った疑いが持たれています。検察は「体調悪化のリスクを予見し、防ぐことが可能だった」として懲役3年6か月を求刑。一方、弁護側は「専門知識のない被告が意識を失う事態を予測することは困難だった」として無罪を主張しました。
璃愛來ちゃんの体調について、検察は「発熱があり横たわっている状態だった」と指摘。弁護側は「夕方には自力で歩いていた」と反論しました。
判決は3月13日に鹿児島地方裁判所で言い渡されます。